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【無痛計画分娩レポ.2】怖かった硬膜外麻酔(写真あり)

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【無痛計画分娩レポ.2】怖かった硬膜外麻酔(写真あり)

みなさんこんにちは。

脱力系ゆるママです。

今回は2020年11月に出産した時の体験レポートを3部作に分けてお届けします。

妊娠・出産を控えている方々へ

☑初産で不安なため、今のうちからイメトレしたい

☑無痛分娩がどういうものなのか事前に知りたい

☑無痛分娩で出産予定だけど、実際の体験レポートを読みたい

とうとう計画無痛分娩当日!

朝6:30に起床し、早速陣痛室に移動を促されました。


そこで手術着と産褥ショーツを着用し、産褥パッドを付けてNSTモニターをセットしてもらいました。


まさかの点滴連続失敗(注:グロ画像あり)


まずは点滴で陣痛促進剤を投与する前に、促進剤の内服薬を服用しました。


次に陣痛促進剤を含む三種類の点滴を投与するために、点滴を打つのですが血管が細く液漏れをしてしまうらしくまさかの3回連続失敗されました。


ベテラン助産師さんに代わり、なんとか成功しました。


3日後くらいの写真です。


これくらいの痣が三箇所できてしまい、内心「ちょっとどうなの?」と密かに思っていました。

いよいよ硬膜外麻酔処置スタート


陣痛室から次は分娩室に移動しました。



テレビで見るような想像していた手術室というより、落ち着けるような雰囲気の部屋に分娩台や医療機器が並んでいました。



間もなくして麻酔科の先生が登場し、麻酔処置の説明を一通り受けます。

そこから横向きになり頑張って背中を丸め、腰骨がしっかり出るよう頑張ります。




たくさんの妊婦さんが臨月のお腹でこの姿勢は大変!と言っていたので覚悟していましたが、案の定大変でした。


大まかな流れ

①まずは局所麻酔を打つために、アルコール消毒をされます。


②冷たいような熱いような感覚が腰から背中にかけて感じます。


③間もなくして局所麻酔が打たれ、「チクン、ズシーン」という不快な痛みが15秒ほど走りました。



mayuneko
心の中で「早く終われ、深く呼吸を吐いて」と唱えていました。



間もなくして、麻酔の細い管が通されるのですがググッと押される感覚はあったものの、局所麻酔のおかげで痛くありませんでした。




腰から背中にかけて通した管がズレないように固定テープをしっかり貼られて処置は終了。

麻酔の管が正しく配置されているかチェック


そこから頑張って仰向けになり(固定されているから大丈夫なんですが何となく怖い)、麻酔のテストで2回に分けて投与してもらいます。


1回目の初投与は、背中全体がひんやりする感覚がありました。




10分弱経過した後に

麻酔医:足首を回して下さい、痺れてる感覚とか気持ち悪いとか無いですか?

と聞かれ、問題が無いことを伝えて2回目のテスト薬を投与します。


先程同様10分弱経ち、同じ質問をされ、問題無いことを再度伝え、アルコールを含んだコットンを腕や胸元に付けられて感覚を確認されます。


上半身に感覚があることを確認され、陣痛中の麻酔使用について説明されました。


痛くなったら、セットしてある薬に繋がってあるボタンを押す形式でした。

薬の効き目が押してから20分くらいかかるから、凄い痛くなってから押すより、少し痛いな、と思ったらボタンを押してください。

薬の量が決まっているから入る量も決まっているのでボタンを押しすぎて危険になることは無いとのこと。



麻酔の管は太めの髪の毛くらいの太さでした。


早速麻酔の恩恵を授かる


2回目のテスト薬投与後に先生が登場し、

麻酔効いてるから内診するね!


バルーンを抜かれるも少し違和感(子宮口内を触られてる感覚)くらいで痛みは無く、

子宮口3.4センチ開いているね!
麻酔効いてるから内診しちゃうね!


と言われて子宮口をグリグリされ、反射的に痛くないのに脚を閉じがちになってしまいました。


mayuneko
麻酔のおかげでほとんど痛みはないけど内臓を触られている深い感覚はしました。


助産師さんに脚を広げられ、深呼吸して〜と言われて呼吸法を思い出しましたが、麻酔が効いてるので痛みは無くお喋りできるレベルでした。

私が最初からビビっていたので主治医の計らいでテスト麻酔が効いてから内診グリグリして貰えました

グリグリしながら、

今痛いことしてるよ〜、痛くない?大丈夫?

と聞かれたので、痛くないと応えましたが、麻酔が効いていなければかなり痛いと予想します。


バースプランに内診グリグリの痛みをできるだけ感じたくない、という希望を叶えてくれて、ホントに感謝しています。

子宮口の感じは大分良い感じ、羊膜も圧力掛かっていて破水するかもね!


と言われ、促進剤の点滴もいよいよ投与開始です。

とうとう破水した

麻酔処置をされてからおよそ1時間半後、時刻は11時半頃でした。


先生が再度内診してくれ、相変わらず少〜しの痛み(強い麻酔は投与されていないので若干の痛みや感覚はある)を感じていると突如

「プツンッ!ジュワ〜」

という感覚がしました。


破水したね!
ここから本陣痛がはじまって今日中に産まれるよ!

「今日中に産まれる」




先生のその言葉を信じて、本陣痛に備えて麻酔追加ボタンを押しました。


麻酔追加ボタンで追加される麻酔薬の量はごくわずかです。
前述した通り、追加される薬のトータル量は決まっているので痛くていくら押しても意味がありません。

破水は一回で全部出るわけではないので、数回に分けて「ジャバッ、ジュワッ」と出たりします。


案の定しばらく起き上がる度にジャバジャバ出ていました。

生理痛のような鈍痛

破水から2時間くらい経過した頃、動くと羊水は出るし前駆陣痛は促進剤の効果なのか写真の山グラフを見てわかるように2.3分間隔できていました。


痛みは生理痛のピークの時のような痛みで来る度30秒〜40秒ほど続きました。


例えるなら子宮を乱暴に揉まれる様なズキズキした痛みで、我慢できるレベルだが歩いてると立ち止まってしまう痛さです。


なかなかの痛みだったので、麻酔3回目追加しようとするも助産師さんに

我慢できるならお産を進みやすくするためにも入れない方がいいね。

と言われて我慢することにしました。

先生に再度内診してもらうと子宮口は4cm〜5cmくらいに広がっていて柔らかくなっていると言われました。


促進剤を入れてからおよそ3時間経過した頃、痛みも本格化していてまさに子宮を雑巾絞りされてる痛みに変わり、陣痛の時は話せない、息を吐くことに集中するのに精一杯でした。

まさかの展開に

促進剤投与からおよそ4時間経過した頃、衝撃的なことを通告されました。

17時で麻酔終わっちゃう(麻酔専門医が帰ってしまう)から、今日無理して産まれるかわからないまま麻酔薬使うより、明日に持ち越して続きをした方が無痛分娩の可能性は高くなるよ。


この病院は麻酔が24時間できるわけではないので平日の17時以降と土日祝に産気づいたら自然分娩しかできなくなります。


とってもショックでしたが今日残りの僅かの時間に賭けるより、明日になるべく赤ちゃん産まれるように計画変更。


促進剤も夜中に産気づかないように早々に切り、麻酔は管通しをしたまま明日を迎えることになりました。

mayuneko
腕には点滴の針、背中には麻酔の管、襲いかかる陣痛。まともに寝れるはずがありませんでした。




熱が38.1度あるので点滴で解熱剤投与と、破水しているので抗生剤を服用し、明日は子宮口5cmスタートからだから今日よりは期待できるよ、と励まされました。

陣痛が治まらない!


促進剤を止めて2時間ほどNSTモニター取っていると、促進剤の影響でお腹が張り続け、5・6分間隔で陣痛の痛みが襲って来ていました。




しかも山あり谷ありの痛みではなくて、おそらく促進剤の影響でずっと張っている痛みです。

とにかく辛くて、ロクに夕食が取れません。


それでも朝9時の朝食から初めてのご飯なので頑張って食べました。


夕方8時頃に緊張の糸が少し途切れたのか、疲れのピークに襲われ1時間ほど眠り、起きると前駆陣痛やお腹の張りは治まっていました。


ただ熱は未だに下がらず38.1度のままです。

孤独と痛みで長い長い夜                       

夜の11時頃から朝方まで、不定期な前駆陣痛から始まり、除々に本陣痛の感覚と痛みに切り替わり、朝方7時頃には声を出さずにはいられないくらいの痛みにまで発展しました。

頼みの麻酔も切れてしまい、子宮口5・6センチの陣痛の痛みが襲ってきます。


陣痛が来るたび、子宮を思い切り針のついた手袋で雑巾絞りされているような痛みに独りもがいてました。


この時10分以内で周期的にやってくる陣痛が結局朝方まで続き、全く寝付けずに翌日の分娩日を迎えるのでした。

mayuneko
こんな辛い夜は産まれて初めて体感しました。

出産は予想外なことが起きて当然

まさかの出産予定日に生まれてくれない結果になりました。



よくよく考えてみれば、初産の場合経産婦さんと違って本陣痛から出産まで2.3倍近く時間を要するみたいです。



朝9時くらいに促進剤を入れて17時までに産むのってどちらにせよ可能性低いですよね。



夜中に本陣痛→麻酔無し自然分娩(無痛分娩の金額は請求される)という流れだけはどうしても避けたかったので結果的には良かったのですが・・・。

次は最終回、いよいよ出産です。

【無痛計画分娩レポ.3】陣痛から13時間でいよいよ出産

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