

みなさんこんにちは。
脱力系ゆるママです。
上記の写真はわずか2週間で劇的に便秘が改善され、お腹回りも少しずつウエストラインが出てきたものです。

便秘解消に頭を抱えていた頃、たまたま「食のバラドックス」という本を知りました。

こういった健康やダイエット系の本は
・偏りがある
・トレンドがある
ということから基本的に敬遠していたのですが、便秘がどんどん悪化していき藁にもすがる思いでいたために勢いで購入してしまったのです。
しかし読み込んだところ、衝撃が走りました。
これまでの運動や食生活を一旦止めて、レクチンフリー生活に切り替えることで劇的に改善されたお話をしていきます。
このような方々へお送りしています。
☑食事制限したり運動しても便秘でなかなか痩せない
☑便秘薬などを常用せずに自然排便したい
☑便秘解消をしてダイエットを成功したい
目次
「レクチン」の存在を知る

レクチンとは
動植物の体内に見られるおおきなタンパク質の総称です。
(有名な「グルテン」もレクチンの中のひとつです。)

なぜレクチンは体内で悪さをするのか

およそ4億5000年前に(昆虫が現れる9000年前も前)植物は地上に進出しました。
昆虫やその他の霊長類(我々の祖先)などの「捕食者」たちが現れる前までは植物にとって地球はエデンの園でした。
しかし、捕食者が現れてから植物たちにとっての「戦争」が勃発します。
植物たちは我々同様、子孫繁栄を本能として持っており、加えて種の保存もしなくてはなりません。
彼らはただそこでジッと捕食されるの待っているわけでなく、食された後に体内で起爆するシステムを防衛戦略として編み出したのです。
植物たちの攻防戦

様々な防衛戦略
- 保護色や不快な質感を帯びる
- 樹脂や樹液で動物を絡め取る
- 砂や土の塊で防護壁をつくる
- ココナッツのように外皮を固くする
- アーティーチョークのように葉先を尖らせ食べづらくさせる
- そして体内で様々なところへ行き悪さをする物質レクチン。
レクチンを大量に含む食材を食べると

捕食動物の体内で精密誘導ミサイルよろしく炭水化物、特に多糖類と呼ばれる糖分子を狙って結合する。
〈中略〉
レクチンはシアル酸とも結合する。
シアル酸は動物の腸、脳、神経末端の間、関節、あらゆる体液、血管壁などに含まれる糖分子だ。
レクチンが「粘っこいタンパク質」と呼ばれるのはこの結合性のためで、それによって細胞間の連絡を阻害したり、炎症などの有害な反応を引き起こす。
〈中略〉
レクチンは健康問題を引き起こしかねないことに加え、体重増加も促す。
高緯度の地域で小麦が主な穀物となったのは、それに含まれる小麦胚芽凝集素(WGA)と呼ばれる小さなレクチンのおかげで、これは体重増加を強く促す。引用元 「食のパラドックス」

それに加えて様々な障害を体にもたらすこともわかりました。
便秘解消に良いとされていた食材にはレクチンが大量に含まれていた

レクチンをたっぷり含む食材
玄米、パン、パスタ、蕎麦、シリアル、ジャガイモ、砂糖、豆類全般(もやしのようなスプラウトもダメ)、豆腐、枝豆、ピーナッツ、カシューナッツ(ナッツではない)、チアシード、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、メロン、トウモロコシ、ローカロリー飲料など
私たちがよく健康に良いと思い食している穀物や果物、野菜には毒性のタンパク質が含まれていることがわかりました。
ひとことメモ
納豆は豆類ですが、発酵しているため摂取してOKです。
豆類は熟成・発酵していれば摂取可能なので、納豆や味噌などは摂取OKです。
これまでの献立をレクチンフリーの観点で見てみる

私がレクチンフリーを意識する前の「便秘が改善される・痩せやすくなる」と思いながら取り入れていた一日の献立を、レクチンフリーの観点から見直ししてみます。
【朝】バナナ・牛乳・小松菜・きなこのミックスジュース
【昼】豚ロースやささみ、ムネ肉、鶏ひき肉など、脂質少なめタンパク質多めの料理
トマトや豆腐、きゅうりなどの小鉢
ほうれん草やわかめ入味噌汁
玄米 納豆
【間食】ゆで卵 2個
【夜】豚ロースやささみ、ムネ肉、鶏ひき肉など、脂質少なめタンパク質多めの料理
わかめ・きゅうり・豆腐のサラダ(ごまドレッシング)
玄米 納豆
レクチンフリーの観点から見ると、
チェックリスト
- バナナは摂取を避けた方が良い
- 牛乳はA1型カゼインがレクチンと同様の働きをするために、A2型カゼインの牛乳を摂取すること
(市販のほとんどがA1型カゼイン) - きなこ(大豆)は穀物なのでNG。
- 豚肉、鶏肉は放牧飼いされていないものなのでNG。
- トマト、キュウリはレクチンを多く含むためNG。
- 豆腐も大豆からできているためNG。
- 卵も肥育飼料で育った鶏の卵のためNG。
- 玄米は外皮やふすまに多量のレクチンを含むためNG。

これらを積極的に食事に取り組んでいたのです。
リーキーガット(腸液漏れ)を引き起こす可能性あり

リーキーガットとは、腸壁バリアが壊れて隙間ができることによって腸内にあるべき細菌などが体内のあらゆるところへ入ってしまう現象です。
レクチンはどうやら特殊な方法で腸壁を蹴破り、ある種の細胞と結合をして様々な悪さを起こすそうです。
腸管細胞はビタミン、ミネラル、脂肪、糖、単純なタンパク質は吸収できるが、レクチンのような大きなタンパク質は吸収できない。
あなたの腸管とその粘膜が健康なら、レクチンは腸粘膜細胞を突破できないはず。引用元 「食のパラドックス」
このように、「健康であれば」突破できないはずだが私のように腸内が悪玉菌に支配されている、腸内細菌叢バランスが崩れてボロボロの状態だったらどうでしょうか。
大きくて吸収できないレクチンは特殊な方法で腸壁を力づくで突破し、本来いるはずのない場所に到達できる。
そしてそこで異種タンパク質として振る舞い体の免疫機構による攻撃を促す。

・浮腫みやすい
・疲れやすい
・寝ても疲れが取れなく
・慢性的に気だるい
などの症状もリーキーガットが起きている可能性があるとわかりました。
便秘解消食材を食べるほど便秘を悪化させていた

レクチンの存在を知る前に、なかなか便秘解消できずに悩んでいたため、「難消化性デキストリン」を飲み物に混ぜて飲んでいました。
難消化性デキストリンとは
スプーン1杯でレタス4個分の食物繊維を気軽に取れ、アレルゲン・グルテン・添加物を使用しないカラダに優しい天然食物繊維です。
しかし、取り入れても便秘解消どころか悪化の一途を辿るばかりだったため、すぐに取り入れるのを止めました。

メモ
小腸の細菌が死滅することによってバランスが崩れる要因として
・乱れた食生活で胃腸が休まらない
・肥育飼料された肉に含まれた抗生物質や制酸剤(胃酸)
・抗生物質や胃薬の常用
これらが考えられます。
レクチンフリー食生活を実践してみる

レクチンについて一通り学んだ後、レクチンをなるべく避ける食生活に切り替えました。
まず、以下の食材は食べられません。

以下の食材は食べられます。


放牧鶏であればその卵ももちろん食べれます。
ただし、放牧飼いしたお肉は簡単に手に入りません。
その他の食べれない食材・食べれる食材については、是非本を実際読んでみてくださいね。
素晴らしいレジスタントスターチ
・脂肪として貯蔵されず、あっという間にエネルギーとして燃焼される
・小腸を素通りするため、インスリン値を上げることがない
・腸内細菌叢の「えさ」となり、善玉菌の割合を高める
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レクチンフリーに切り替えて6日目に起きた変化

汚い話ですが、これまで一日に一回、そこまで多くない量の便が出ていたのですが、レクチンフリー食生活6日目にして突然今までの宿便が出たのかというくらいどっさり出ました。
それからというもの、快腸になっていき、お腹回りがスッキリしたのです。
20日間ほどで特に激しい運動もせずにウエストラインが出てきました。
その他からだに起きた嬉しい変化
- 体重が3kg減った
- 浮腫みにくくなった
- 体が少しの運動で温まりやすくなり、熱を帯びている時間が長くなった
- 疲れにくくなった
- 運動するとしっかり体に効果が現れやすくなった
- 疲れたら発症する膣カンジダが出なくなった

糖質制限ダイエットとは違うレクチン制限ダイエット

糖質制限ダイエットの場合は、米から始まり、小麦類やその他「糖類」が入った調味料まで制限をかけていくやり方です。

糖質を制限する代わりに、動物性タンパク質となる赤身肉をメインに、L−カルニチンやタンパク質を沢山摂取するために肉を食べることを推奨してます。
しかしレクチンフリーは放牧された肉以外は卵も含め基本NGです。
卵も放牧鶏の卵もしくはオメガ3強化卵でないと基本的に食べれません。
糖質制限ダイエットの場合は目標がシェイプアップがメインですが、レクチン制限ダイエットの場合はアレルギーや体質を根本的に改善するのが目標、というイメージを持ちました。

レクチンフリーの生活について

「食のパラドックス」に書いてある食べてもいい食材・食べてはいけない食材を見ると、我々現代人の生活の上で振り分けするのはかなり困難なことが伺えます。
外食ではほとんど食べられるものはありません。
自炊でも徹底するのであれば食材を慎重に選別しなくてはいけません。
逆を言えばこれほど現代人は体内をレクチンに侵され続ける生活をしているということです。
レクチンとは切っても切れない関係なため、私は完全レクチンフリー生活を諦めています。
したがって、ゆるっとレクチン制限または低レクチン食生活を理想体質や体重まで続けてみようと思います。
この実体験レポは目標を達成できるまで続けていきます。
引用・参考元 スティーブン・R・ガンドリー著書「食のパラドックス」
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